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『お金はお金よりも大切なものを守るためにある』のでつみたてNISAを売却しました

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どうも、40代会社員のソラマメです。

先日、微々たる額ではありますが、私が保有していたつみたてNISAを全売却しました。

ご存じの通り、つみたてNISAは20年間非課税で売買益を享受できる制度。

早期売却はもったいない、という意見が多数です。

私も重々承知の上で売却したのは、お金よりも大切なものを守るためでした。

つみたてNISAを全売却しました

売却したのは2019年に購入した3銘柄

まず、今回売却したつみたてNISAは私が2019年に積立した投資信託です。

現在は私の妻がつみたてNISAで資産運用してくれており、そちらは売却しておりません。

今回売却したのはこの3つ。

  1. eMAXISSlim先進国株式インデックス
  2. eMAXISSlimバランス(8資産均等型)
  3. eMAXISSlim米国株式(S&P500)

それぞれ月50000円~1万円を毎月積み立て、1年間で約20万円投資しました。

この頃は転職してから2年、資産運用も始めたばかりなので投資できる資産も少なく年40万円ある枠すら投資していませんでした。

3年間運用した結果

2020年からはつみたてNISAから一般NISAへ鞍替えしたので、実質3年間ほどはほったらかし状態。

それでもこの3年間コロナショックも乗り越え20万円だった資産は、30万6000円にました。

3年間で得た非課税での売却益は、約106,000円でした。

もしつみたてNISAで購入していなければ、約20%の21,200円ほど税金が取られていたことでしょう。

非課税制度のありがたみを、肌で感じました。

20年非課税で持てるつみたてNISAを売却した理由

大切なものを守るため

20年間非課税でもてるつみたてNISAと分かっていて、それでも3年で売却した理由。

それは『お金はお金よりも大切なものを守るためにある』という言葉を思い出したからです。

では私にとって大切なものは何かといえば、それは老後です。

お金よりも大切なものは老後のお金かい!

と言われてしまうかもしれませんが、60代になる20年後のお金について大切に思った理由があったのです。

退職金が望めない

私は大卒後からこれまで、転職を3回しています。

これまでの会社でも退職金はもらったことありますが、勤続年数が短かったり半ばベンチャー企業で退職金の仕組みすら微妙なところもありました。

そして今回、私は40代にして4回目の転職を検討しています。

おそらく転職すれば、まとまった退職金は望めません。

そうなった場合、退職金代わりになるものを自分で準備する必要があります。

それで始めたのiDeCoでした。

老後資金はiDeCo頼み

iDeCoをはじめたのは今から6年前、現職に転職してから積立てを開始しました。

今の会社は退職金共済というものがあり、掛け金×勤続年数で退職後にもらえる金額が決まっています。

その額、約600万円。

あまりの低さに妻に言ったらめちゃくちゃ驚かれたので、それではいかん!と思って始めたのがiDeCoでした。

当時は退職金+iDeCoの運用で老後2000万円問題をクリアする皮算用でしたが、仕事を辞めるとなると600万円の退職金も変わります。

なので、我が家にとってiDeCoが老後の肝になるのです。

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iDeCoを自動化するために

年間276,000円の資金が必要

会社員でiDeCoを満額運用するとなると月に23,000円、年間276,000円が必要になります。

iDeCoをはじめたときは転職したばかりで余剰資金もなく、月10,000円くらいで満額運用すらできませんでした。

何とかこの276,000円を捻出しなければ、我が家の老後はない。

そう思って必死になって始めたのがブログでした。

副業資金でまかなってきた

ブログを始めたきっかけは、転職して年収がダウンしたのでその補てんを自分でするしかないと思ったことがきっかけ。

その後ブログの師匠でもある趣味ブロガークロネさんの『クロネのブログ講座』に出会い、毎日夜中2時までブログ作っていました。

一度クロネさん本人とお会い際、「ブログでいくら稼ぎたいですか?」と質問されたので、「月2万円です」と即答しました。

その意図は、まさにiDeCo資金を副業で賄いたいという理由だったのです。

株式投資で配当に興味を持つようになった

当時クロネさんから、「ソラマメさんなら月2万円は稼げますよ」と言われたことが本当に嬉しくて、その言葉だけでここまでブログを続けた結果。

アドセンスやアフィリエイトが短期的にバズり、2019年後半から2020年には会社員の月給を超える収入になる月がありました。

この時期に始めたのが、配当株投資。

副業で得た余剰資金で株を買い、配当金という不労所得をまた再投資していくことができました。

配当金でiDeCo資金を捻出するには

現在の年間配当金

配当という沼にはまり、いつの間にか一般NISAで高配当株を買い漁って3年目。

気づけば20万円以上の年間配当を得るまで、配当が成長していきました。

これまで給料から捻出していたiDeCo資金は副業で稼いだ資金に代わり、気づけば配当金で自動化できるまであと少し。

そう思うと配当株への投資への熱が止まらなくなりました。

まぁそれで去年は、配当力を高めようとQYLD購入して大きな含み損を抱えているのですが…。

高配当株に投資する資金がない

あと少しのところまで来ているのに、気づけば投資資金が枯渇しているのがわかりました。

大切な妻との老後生活を自動化させるには、どうしたらいいか…。

去年の年末からずっと考えていたのが2019年に1年購入した、つみたてNISAの売却でした。

ずっと考えていたのですが、株価好調のため放置してたらSVB破綻により一気に潮目が変わったように感じました。

今しかないと思い、断腸の思いで売却ボタンをポチリました。

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つみたてNISAを売却してまでほしかった伊藤忠商事

つみたてNISAを売却してでも欲しくなった配当株は、伊藤忠商事。

利回り3.5%付近なら買いたいと思っていたので、SVB破綻で株価が傾いたことを受け購入決断しました。

ステップアップ下限配当

伊藤忠商事を購入したい理由は、累進配当が継続されていることです。

配当株投資として減配は避けたいので、減配リスクが少ない企業への投資を見極めたいところです。

さらに、伊藤忠商事はステップアップ下限配当を導入しています。

現在は140円/株を下限にし、配当を最低限ここまでは増配すると発表している点も好感が持てます。

配当性向30%ぐらいを考えると今後の増配期待もあるため、利回りも上がっていくのではと目論んでます。

非資源商社で第二位

商社株はナンバーワンの三菱商事を保有していますが、伊藤忠商事はビジネス的にも気になっていました。

5大商社といわれる三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の中でも、伊藤忠は繊維や食品といった非資源部門で強みを持っています。

中国をはじめ海外事業への投資も積極的で、商社株の中でも分散が効くのかなという目論見です。

9月末までに単元株にしたい

FROGGY現在の株価暴落に加え、伊藤忠商事は権利確定日が3月末。

一気に購入したい気持ちもありますが冷静になり、次回の権利確定日の9月末に単元株になるまでひとかぶ購入していこうと考えています。

もしかしたら今が一番の買い時かもしれませんが、これから株価は下がるかもしれません。

ひとかぶ投資は底で買えず値上がり益を取りこぼすのがデメリットですが、株価が下がっていけば買い増し取得単価を落としていけるメリットがあります。

私は日興フロッギーを利用していますが、これまでもひとかぶ投資で順調に資産を増やしてこれました。

dポイントで株が買えるのも気に入ってます。

\100円から投資できる/
FROGGY

つみたてNISA売却は悪なのか

https://twitter.com/Money_Kinoko51/status/1506762748104888320?s=20

つみたてNISA売却といえば、投資家としても尊敬しているなめたけさんのツイートが今でも心に残っています。

なめたけさんは当時、結婚資金のためにつみたてNISAを一部解約されたのですが、賛否あったようでツイートも炎上されたと後に語られておりました。

その時に印象深かったのが、『お金はお金よりも大切なものを守るためにある』という言葉。

元は『でんじゃらすじーさん』というしょーもないギャク漫画(褒め言葉ですw)の中で語られた、じーさんの名言だそうです。

なめたけさんでいえば、パートナーとの幸せな結婚のためにお金を使った。

私は老後資金を貯めるために、お金を移動させた。

会社でいえば、つみたてNISAくんは老後資金部へ異動したってことですね。

大切なもののために考え、使うことに私は応援したいし、今回びびりながらつみたてNISA売却を報告しました。

今回のつみたてNISA売却には応援してくれる方も多く、温かい気持ちになりました。

ありがとうございます。

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さいごに

せっかく20年育てることができたのに、3年でお別れしたつみたてNISA売却を無駄にするわけにはいきません。

今の状況では今年中には達成は難しいかもしれませんが、iDeCo自動化するための年間配当276,000円を是が非でも達成したいと思います。

株を購入していくには、何より入金力が必要だということを痛感しています。

こんな40代投資家ですが、応援してくれたら嬉しいです。



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