20代は散財し貯金0円。
30代は一念発起し資産運用を開始。
40代に入ってからはお金をどう使う?貯める?を考えるようになりました。
その中で、いつも私の心の中で考えることがあります。
それが、『思い出という配当』です。
以前TV番組で耳にした“思い出や経験は死ぬまで配当される”という言葉が大変深かったので、思うことを書きます。
『DIE WITH ZERO』という生き方
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』
という本が少し前にはやりました。
今でも話題で、私はYoutubeで要約などでも見たことがあります。
死ぬ時に貯金を残さない“DIE WITH ZERO”という考え方が注目されつつあります。
その中で、将来のお金を把握し使っていくという考えがこの本が伝えたいことだと認識しています。
当時は、なるほどなぁと思う部分もありながら、ゼロで死ぬことなんて不安すぎてできないという感情が織り交じりお金と真剣に向き合うようになりました。
今月は来年から始まる新NISAに向けて、自分の資産運用方針もまとめていきました。
将来のお金がどれだけ必要か、その金額にするためにどういった方針で資産を運用していけばよいかという答えに行きつきました。
過度な資産運用や、過度な貯め込みは辞めようという気持ちになれてきたのも、お金の把握とイメージができたからだと思います。
そういった面では、読む価値ある一冊といえるでしょう。
関連:全ては幸せな老後のために。2024年からの投資方向性を考えてみた
経験からは思い出の配当が永続的に得られる
この番組で、『記憶の配当』という言葉が出てその瞬間の自分にグサリと刺さりました。
確か死ぬ間際の人が最も訴えることは、
「もっと冒険・遊んでおけばよかった」
これだそうです。
思い出に残っているのは、買ったものではなく思い出や経験だったという話だったと思います。
物を手に入れても幸福のピークは購入した瞬間。
だけど、思い出は死ぬまで配当のようにいつでも何年も楽しませてくれるというのは、本当だなと感じたのです。
株でも配当が好きな自分だからなのか、配当という言葉に敏感すぎますかね…。
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自分はいい経験をさせてもらってばかり
思えば、私は素晴らしい経験をさせてもらってばかりです。
先日両親と話すことが合ったのですが、私が小さい頃に上野動物園にパンダを見に連れて行ってくれました。
残念ながら私は覚えていませんでしたが、それ以外の浅草での思い出や、サンシャイン水族館など断片的ですが覚えています。
それ以外にも、毎年のように旅行に連れて行ってもらったことは、今でも覚えていることが多いです。
大学生になってからはバイト代を使って友達と車で貧乏旅行しました。
妻と付き合い結婚してからも毎年絶対に旅行には行ってます。
もちろん経験にはお金が必要なので、私は妻と結婚式をする前まで貯蓄は0円。
必死に貯めた100万円は結婚式で消えました。
でも毎年、結婚式記念日が近くなると息子が見たいというので結婚式のDVDを見ます。
妻はキレイだし、友達は面白いし、今はもう亡きおばあちゃんやおじさんなども映っていたんですよね。
結婚式はお金はかかったけど、本当にいい思い出だったと。
これは死ぬ間際でも思い出すくらい素敵な思い出になったと思います。
何のためにお金が必要なのか
私は結婚して子供が産まれて35歳で仕事で失敗して資産0円になって、そこから必死にお金を貯めるようになりました。
さすがに私のように散在しまくってお金がないのは困りますが、お金が貯まってきたら何のためにこのお金を使うのかは考えておくべきです。
なんとなくお金を貯めるとなると使うタイミングが難しくなるので、経験に使えなくなります、実際に自分がそうです。
現に私は「30代にしてお金がない」
というスタートだったので、今でも資産運用に頭のほとんどを侵食されている状態です。
妻がいるからこそ、旅行を計画してくれたり息子に必要なものを買ってくれていたりするのでバランスが取れているのだと思い感謝しかありません。
ようやく最近になって、お金を使うということにも目を向けることができてきたように思います。
欲しいものや経験にもお金を使えるようになってきたと思います。
『DIE WITH ZERO』には、冒頭アリとキリギリスの話が出てきます。
アリのように働き続けて死ぬのが美徳でキリギリスは悪と言われるが、もっとキリギリスでも良いではないか。
という話だったと思いますが、私も最近は『平日アリ、週末キリギリス』という生活にするようになりました。
関連:40代からは『アリ時々キリギリスのように生きる』が最適解ではないだろうか
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ゼロになったからDIEにはなりたくない
ゼロで去ることは最も素晴らしいことなのかもしれません。
しかし、「ゼロで死ぬのはいいけど、ゼロになっちゃって死ぬにはなりたくない」ですよね。
ほんと、みんなそれだと思います。
だけど、予測ができないから余分すぎるくらいお金を貯め込み経験や自己投資に使えなかったと後悔するのだと思います。
日本の2021年12月末時点で家計の金融資産は2000兆円と言われています。
貯め込みすぎず、ここまでと決めたら思い出や自己投資に使い、天国に行くときに「あ~面白い人生だったな」と思いたいですね。
では本日はこの辺で。
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