最近は通勤時間を利用して『夢をかなえるゾウ』シリーズをオーディブルで鬼リピートしています。
読書って面白いものですね。
以前読んだ時に心に響く名言と、今読んで心に響く名言が違うんですよね。
以前読んだのは1年半くらい前だったでしょうか。
その時は再び管理職になる前。
「このまま今の仕事を続けていいのか?」
という気持ちでした。いまは、再び管理職に挑戦している身。
(決していい景色ではないですが)見える景色が違えば、違った感情が芽生え、響く言葉も変わってきました。
いま読んでる『夢をかなえるゾウ0』でガネーシャが出した課題が自分に響いたので、ちょっと共有しますね。
苦手な人の信念を読み取る
「怒りの気持ちを伝えるのと同じくらい大事なことがあんねん。それは、苦手な人の信念を読み取ることや。相手を許せへんのやったら無理に許す必要はあらへん。時間が解決してることもあるやろし、何よりも大事なんは、自分を大切にして、正直に生きることや。・・・ただ、このことは忘れんといてな。どれだけ嫌やと感じられる人間にも、必ず、愛おしく思えるような欠点や弱さがあるもんやで。」
夢をかなえるゾウ0より引用
物語は、課長からパワハラを受けていた主人公が会社を辞めた時の話です。
ガネーシャは主人公に「怒りの感情をぶつける」ことの大切さを伝えると同時に、「苦手な人の信念を読み取れ」という課題を出します。
人事の評価制度が変わったことによって、課長は仕事の成果に取り憑かれてしまったのかもしれない。
結果にこだわり人から評価されることが課長の正義だったのかもしれない。
主人公はパワハラされ続けた課長の「信念」について考えるシーンがありました。
あ、これは今の自分に響くな、と。
私の正義と貴女の正義は違う
どの会社にもいますよね、お局。
新人には厳しいし、でも中のことは(一通り)分かっているから下手に扱えない。
弊社にもいます。
私には、みなの給料を上げるためには原資となる売上がなければ成立しないという考えです。
それが正義。
チームで仕事をする以上、邪魔をする存在が過去にもいたので何度も会話を重ね、お辞めいただいた人たちもいます。
私の正義は、会社の正義と近接しています。
それはいつも会社とすり合わせていることなので、私の裁量で物事は進めていくことができています。
でも、気を付けなければいけないのが大きなバック(会社)が付いているということを過大解釈し、自分の都合の良いように他を排除してはいけないということ。
お辞めいただいた人たちは職務怠慢、事故を起こすような人達だったので間違った決断をしたとは思っていません。
でも、なぜそのようになってしまったのか?
という相手の正義にも耳を傾ける必要があったのかもしれません。
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さいごに
私は前職をうつになって辞めました。
当時の理事長(トップ)からは、過大な利益を求められ、誰よりも早く出社し皆が帰った後に退社するよう命じられ、月100時間以上残業している他管理職と常に比べられていたことが原因です。
去年くらいからでしょうか、前職のことを考えても心の奥底がえぐられた気持ちにならなくなったのは。
傷が癒えるのに7年くらいかかってしまいましたが、いま理事長に会ったら当時はどんな正義で私と向き合っていたのか。
聞いてみたくなったけど、絶対にろくでもない精神論なんだろうなと思ったので、やっぱ止めた。
いまは、いまで息して元気で稼げてるんだから。
もう振り返るのはやめだ。
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