当記事は、転職で年収ダウン提示をされたけどどうしたらいい?という疑問にお答えします。
転職で欠かせないのが年収の話で、特に
結論、転職して年収が下がる許容範囲を決め、その範囲の中で給与交渉をすることが大切です。
給与交渉は採用担当者の印象を悪くするのではないか…
と不安
今回は年収が下がるかもしれない転職を検討する上で、大切なことを実体験から紹介します。
- 異業種・未経験の転職
- 30代の転職者
転職で年収下がる許容範囲を決めておく
最も大切なことは、許容範囲の設定です。
なぜ許容範囲を決めるかというと、軸がなくなるからです。
転職では、少しでも給料を抑えて採用したい企業側と、少しでも給料が高い企業に入りたい転職者との攻防です。
それを図るのが、これまでの職歴などといった経験と、面接での人物像の評価です。
もちろん、オファーを受けた企業なら自分の意見も言いやすいのですが、そうでない場合だと転職者の方が不利です。
特に私が経験したような、逃げるように仕事を辞め、すぐに仕事を探しているような場合だと、給料を低く提示されても決めないと次がない…。
と思い、企業の思い通りになってしまいます。
それに許容範囲を決めていないと家庭を持っている場合、絶対にもめます。
支出を管理している側からしたら、ただでさえ不安なのに、いくら減るという想定もできなければ生活が成り立たなくなることさえあります。
我が家は転職活動する当初、お金の話でむちゃくちゃ揉めました。
だからこそ、ここで許容範囲を決める話し合いができたことで一つの目安ができました。
年収ダウンしてもいい転職・いけない転職
年収ダウンによる許容範囲を考え、収入が下がってでも良い転職はどんなものがあるか考えてみました。
将来性のある場合アリ
例えば、将来的な昇給ベースが大きい場合はアリです。
転職によって一時的に年収ダウンがあったとしても、昇給額が大きく数年後の年収アップが可能な会社であれば転職メリットは十分にあります。
会社によってはキャリアパス制度を掲げていることもありますが、その下弦と上限の間を見て、自分の現職の給与アップベースと比較。
そして、安定的に昇給していけるベースがあれば、一時の給与ダウンより将来のベースアップを取る方が賢明です。
経験やスキルアップに繋がる転職はアリ
転職による年収ダウンを伴っても、仕事の経験値やスキルが身につくなら収入が下がっても将来性を見込めます。
現場の方が給与がいいと思っていても、一生現場は難しい。
どこかでそのかじ取りの方向を変える時、30代なら体力的にも精神的にも転換はできます。
一時の年収ダウン以上に、将来役立つ経験ができる転職であればするべきです。
ストレス激減するための転職は注意
年収が高いと、激務やストレスがハンパない仕事も中にはあるはずです。
人間関係に疲れたり、ストレスによって心の健康を害してしまっては生きていく意味を見出せません。
年収が下がってでも転職し、ストレスを軽減することで笑顔で働くことができれば…
それは逃げでもなく、まだこの先働いていく上で必要な選択です。
ただし、この状況下で転職を正しく判断するのは難しいこともあります。
なので、年収ダウンの許容範囲を決めたり家族との話し合いなど、相談しながら決断することが大切です。
やりたいことへの転職はナシ
反対に、年収ダウンの転職でしてはいけないのが、やりたいことがメインの転職です。
新しいスキルを身につけるのと、年収ダウンしてでもやりたい仕事をするというのは話が違います。
極端な話、そのやりたいことは将来独立するために学びたい、やりたい仕事であれば良い転職です。
いま流行っている、感情的にやってみたい、という端的な考えの転職はただ「やりたい」という願望だけです。
また、その場しのぎの転職もしてはいけません。
「疲れた」「あの人が嫌だから他の仕事がいい」といった、その場をかわりたいだけの転職は次でも失敗する可能性もあります。
将来を見据えての転職が考えられない場合は、年収ダウンの転職はやめておきましょう。
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許容範囲外の年収ダウンなら給与交渉
転職活動をを進めていく上で、給与交渉は絶対するべきです。
前述しましたが、
それだけ転職者の年収は大事なことなので、
これまでに培ったキャリアやスキルを活かせる場合、即戦力として活躍できるフィールドがあるはずです。
自信をもって言えないのが、日本人の奥ゆかしさかもしれません。
でも我々は30代、お金は死活問題なのできちんと給与交渉をしましょう。
給与交渉のポイント
年収ダウンを回避したい場合、転職活動での給与交渉のポイントを上げるとすれば、『タイミング・話し方・伝え方』この3点に気を付けないといけません。
やみくもに、上げてほしい、お願いする、逆ギレするなどは絶対に企業の心を動かしません。
誰にでもできること
給与交渉では、給与査定前の面接対策も非常に大切なポイントです。
転職のメインは、履歴書や職務経歴書ではなくやはり面接。
面接の結果如何では、給与の査定も変わってきます。
反対に正しい面接対策ができていないだけで、給与査定は下がる可能性があります。
せっかくスキルや経験もあるのに、たった1時間の面接策がないだけで年収ダウンを食らってしまうのは非常にもったいない。
給与前には、必ず正しい面接対策ができているか確認し、面接に臨んでください。
特に30代の転職者は、当たり前だと思い込んでいる非常識もあるので注意しましょう。
給与交渉のタイミング
希望年収を伝えるときは切り出すタイミングに注意し、経験やスキルを採用担当者にプレゼンする必要があります。
給与交渉のタイミングととしては一通り面接が終了し、逆質問に入った際に切り出すのが最もベターなタイミングといえます。
面接官からの「
ただし、「
まずは、詳しい仕事内容などや会社の方針などを確認して、自分がアピールできそうな経験や使えそうなスキルを話ができる準備をしておきましょう。
その後で、年収の話を切り出すとことをおすすめします。
話し方としては、素直にこのくらいの質問の仕方が良いです。
「給与について求人情報は拝見しましたが、腰を据えて働きたいという希望があるため、確認のために今一度教えていただけないでしょうか」
伝え方については、強気すぎず、弱気すぎず、冷静に話をするのがポイントです。
私は給与以外の質問を手のひらサイズのノート書き、面接に挑みました。
実際に、忘れてしまった時もそのメモを見てよいか面接官に確認し、質問させてもらいまった経験もあります。
印象が悪くならない成功例
年収の給与交渉として、印象が悪くならない方の成功例を見ると自己分析がしっかりされている人が多いです。
現職の給与を聞かれた際、給与交渉でうまい方は自分の基本給、残業代、ボーナスが基本給の何ヶ月分、その他手当を含めで年収がいくらか把握しています。
基本給は転職時に頭打ちでも、見落としている手当があるかもしれません。
残業代についてもみなし残業などといった制度が会社によって違うので、確認することで年収ベースが変わる可能性もあります。
また、現職のスキルや実績を根拠に、給与アップを具体的に伝えることができます。
自分の武器を理解している方は、年収ダウンを少しでも回避できる給与交渉がうまくいく成功例と言えます。
反対に面接官の印象が良くない給与交渉のNGは、能力過信や求人情報からかけ離れた希望を持つ人です。
自分の価値が会社での評価でしかないのか、それとも市場での評価なのかしっかり確認しましょう。
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転職エージェントの利用も効果的
給与交渉できるか不安な人や、印象が悪くなって質問できないなら転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントから求人を応募をすると、
転職エージェントは転職サポートのプロ。
企業との交渉に慣れていますし、採用担当者にネガティブな印象をもたれるリスクも減らせます。
転職エージェントから給与交渉をしてもらう場合は、「最低いくら」「
応募先の企業の給与水準がわからなくても、専任のアドバイザーが年収を提示してくれます。
自分のキャリアやスキルに見合った金額を設定し、給与交渉を依頼してみましょう。
【実体験】30代で経験した年収ダウンの転職
転職で年収がダウンした、私の実体験をお伝えします。
私は35歳で、未経験職種の事務職へ転職しました。
リアルにお伝えすると、年収は前職から20%下がりました。
しかし、前職では管理職になったことで役職手当が大幅上がったことによる差異のため、それ以前の年収ダウンで言えば10%程度でした。
では年収ダウンに伴った転職の感想はというと…。
未経験の事務職は、新しい経験をさせてもらえ、汎用性のあるスキルを学ばせてもらえる部署です。
月に70~80時間あった残業が、今は多くても20時間。
休日出勤も無くなり、家族との時間が圧倒的に増えました。
転職2年目には昇給と手当がつき、4年目には前職の年収ベースが超えるまでに復帰しました。
経験して思ったのは、
そのあたりは別記事でお伝えします。
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許容範囲を決めれば対策が練れる
年収ダウンについては、正しい給与交渉があれば実りある転職を実現することが可能です。
反対に正しく給与交渉をしないと、実りある転職をすることは難しいです。
もし年収ダウンになってしまっても、許容範囲内の年収になるように交渉しまみましょう。
家族と話し合い決めたことですが、そのまま前職を続けていくことと比較したら、合計4年間で年収200万円ダウンしています。
その想定はできていたので、私はブログなど副業を始めました。
今は副業も気軽にできる世の中になったので、本業での収入を補てんできる収益は副業でも作れます。
私は転職してできた時間を有効活用し、本業の年収は下がったものの副業と合わせた収入は前職以上です。
その考えになれたのも、転職をきっかけにお金と向かうことができたから。
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