この記事は、転職限界説と言われている35歳からの転職を成功させた経験者が教える「転職できる人・できない人」について紹介しています。
結論からいうと35歳からの転職できる人は、転職理由が明確な人です。
その理由は、転職者は転職後も後悔することなく仕事をしていくことができ、採用担当側からしても転職後のミスマッチを防ぐことができるからです。
きっとこの記事をお読みの方は30代でこれからの働き方について悩み、苦しみ、迷っている方なはずです。
わかります、なぜなら私もとても悩める一人だったからです。
結果として私は以前のブログ「転職で事務職!営業職男性でも採用された30代必勝方法 」でもお伝えしていますが35歳にして転職しました。
転職先の職種は人事部で私と同じように30代の中途採用にも携わり、転職できる人とできない人がわかるようになりました。
もし私のように35歳で転職を考えている方や、30代で将来的な転職を考えている方にとって、ポイントを実体験を踏まえ伝えることができたなら、きっと転職検討者にとって有意義な情報になるはず。
この記事では35歳からの転職を絶対に後悔させないための転職できる人の特徴についての記事となりますので、ぜひ参考にしてください。
1.明確な転職理由とは
現在の有効求人倍率は非常に高く平成29年5月では1.49もあり、いま仕事先は絶対あるといえる時代になりました。
元々現在の30代は非常に就職については厳しい時代で、バブル崩壊による長らくの就職氷河期に就職活動となってしまった大学時代。
20代後半にはリーマンショックに合い、転職市場も冷え込んでいる中思ったようなキャリアアップができない世代。
就職浪人をする同級生もいたり、正社員ではなく派遣社員として雇用され、不安定な仕事をしている同世代の方も多いのではないでしょうか。
いまの大学生の新卒の求人環境にはとても驚いており、内定は当たり前のように2~3社はもらい、学生のレベルの1歩先、2歩先のような優良企業から引く手あまたな環境です。
同じく中途採用にも追い風かと思いきや、30代での転職は新卒や第二新卒と比較しても難しい時代になってきています。
だからこそ強く明確な転職理由がないといけません。例えばこの3つは、転職理由が明確で転職しやすい人です。
1-1.稼ぎたい・キャリアアップしたい
30代になり所帯を持った方は子供のため、家族のためにこれまでの収入では不安、やっていけない。そんな理由で転職を希望する場合は理由が明確です。
また、これまでの仕事で培ったスキルをいまの会社ではなく、中小企業やベンチャー企業で力を発揮していきたい。こんな理由も明確な理由の一つだといえます。
特に管理職経験やマネジメント経験を持っている方、会社を越えて発揮できるスキルを持っている方でモチベーションの高い方については、ウエルカムな企業も多いです。
転職エージェントでも、ビズリーチのようやエグゼクティブクラスの求人が豊富なところであれば、年収アップもキャリアアップも可能です。
1-2.地元で働きたい
転勤の多い会社で家族を残し単身赴任になるかもしれないから腰を据えて働きたい。
親の面倒を見なくてはいけないから地元に帰って仕事を探している。
これらも明確な転職理由のひとつです。
いまの時代、その場所にいなくとも仕事ができることはたくさんあり、IT企業なども首都圏につくらない会社もあるくらいです。
ブロガーで有名なイケダハヤト氏の「まだ東京で消耗してるの」のタイトル通り支出の高い都会よりも地元や田舎で経済的に過ごしたいという企業はすくなくありません。
1-3.プライベートを両立したい
プライベートを充実したいというのはいささか自己満足的な表現かもしれないのですが、働き方を変えたいという意味でのプライベートの両立です。
例えば、工場勤務や介護職、24時間営業している就業場所では当然夜勤がありますが、結婚や子供が産まれてからライフスタイルが変わり、家族との時間がほしいと思うことも転職理由の立派な理由の一つです。
また電通問題ではありませんが、残業時間が非常に多い仕事も同じで、時間が取れなければ当然家族や子供に向ける時間も無くなってしまい、いったい何のために働いているのかわからなくなります。
家族・子供との時間を確保したいという理由や、自分がライフワークにしているものへの時間を取るための転職というのも、働き方が柔軟になってきているこれからの時代であれば立派な転職理由になりつつあります。
2.転職のリスクを考えているか
稼ぎたい、地元で働きたい、プライベートを両立したい、そんな転職ができたらいますぐにでもしたいと思う方は多いと思いますが、それぞれに対しても当然のようにリスクがあります。
2-1.忙しく休日や残業が増えるかもしれない
例えば稼ぎたい、キャリアアップできる転職先は忙しい、残業が多い、夜勤がある、お休みが少ない、そんな仕事かもしれません。
稼げる職種の一つに営業職がありますが、インセンティブを取りに行くために自分の身を削ったり時間を削ったりして稼ぎに行くというスタイルの会社もまだまだ多く、その場合当然のように残業も増えますし、休日に出勤なんて場合もあるかもしれないです。
私の場合、転職前に管理職になりキャリアアップし、月収が5万円ほど上がったので年収もかなりアップしました。
ただ、管理職というのは甘いものではなく上からのプレッシャー、部下のマネジメント、それ以外の問題など本当に1年間を経験し、休みは1週間に1日休めればよいほう、月の残業は70~90時間になってしまいメンタルがやられていき結局転職の道を選びました。
あの頃のことを思い出すと今でも心が苦しくなります。
経験したからこそ言えることですが、そこまでして稼ぎたいのか、キャリアアップしていきたいのかをもう一度考える必要があります。
2-2.ポジションが下がる
例えば地元で働きたいという理由で同業に転職した場合、これまでのポジションが下がる可能性があります。
年上序列という企業が少なくなってきている時代でもありますが、やはり首都圏よりも地方の方が圧倒的にその考えがまだまだ浸透してきていない状況があり、転職してもこれまでの社内ポジションで配属されるかどうかはわかりませんので、その覚悟はもちろん必要です。
私の場合、前述した通り管理職からの転職でしたが転職先では全職の社員数の10倍以上の会社で働くことになったので平社員に戻っています。
転職したてのころは管理職との仕事の違いにとても戸惑うことがあったり、こんなことをしていていいのかという葛藤もありましたが、私は転職することでポジションが下がることは想定していたのでそこまで悩むことがなかったのですが、リスクをしっかりと考えておかないと転職先でのモチベーションが下がってしまうので注意が必要です。
2-3.年収が下がる
例えばプライベートの両立を希望する場合は年収が下がるというリスクを考えておかなければいけません。
たとえば夜勤がある会社には夜勤手当がついていると思いますが、転職先で日勤しかない仕事になれば単純に夜勤手当がなくなりますので同じ基本給だとしても絶対に年収はダウンします。
残業減を目指して転職した場合、払われていた残業代が減れば当然年収は下がりますし、時間の融通がきく会社で全職と同じ給与での転職ができる可能性は高くはありません。
私の場合、前は90時間ほどあった残業時間は転職後多くても20時間に激減し年間休日も5日増えましたが、その分給与は減ったので、毎月の70時間の労働から解放され、自分の時間や家族との時間の確保に成功しましたが、その分年収のダウンを覚悟していたため結果転職してよかったと思っています。
ただ転職後の年収ダウンをリスクとして想定していなければ、転職後にまた転職をかんがえるなんてことになってしまうので必ずこれらのリスクについては考えておく必要があります。
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3.35歳から転職できる人になるために必要なこと
先程お伝えした休日、ポジション、年収といったリスクをふまえ35歳から転職できる人になるため必要なことは次の3つです。
3-1.希望条件を足してはいけない
前述したとおり転職には希望だけでなくリスクが必ずありますので、希望条件は足していくことはできないと考える方がベターです。
たとえば、稼げるようになるのであれば休みは減るし地元で転職するのであれば年収は下がるといったように、双方の条件が上向く条件での転職を夢描くと失敗してしまいます。
希望の条件は足していくのではなく、希望の条件は絞るもの。
不足している部分はどうしていけばよいのかをよく考えて行動できる人は35歳からでも納得できる転職が可能です。
3-2.家族の理解を得ないといけない
30代になると既婚や子供がいるケースが多いと思いますが、自分の好き勝手では転職は絶対にできないので家族の理解が必ず必要です。
私の場合、年度の切り替わりが4月のため3月までには退職するのであれば意思を伝えなければなりませんでしたし、管理職ならなおさら早期決断をしないといけないと焦りも感じていました。
そのため嫁さんとも数回話をしました。当然嫁さんは子供もいて生活をどうするのか、やめないでほしいと言われ何度も衝突をし、何度も話していくうちに私のメンタルもより不安定になってしまい、あの頃は吐き気と目眩など体に異変が出ていました。
そして10キロほど痩せてしまった結果、嫁さんの理解をもらい退職することを了解してもらいました。
転職に向けては何度も話をして理解をしてもらったので転職した今でも応援してもらえています。一人ですべてを決断してしまうのは危険なので絶対に家族と相談して決めるべきです。
3-3.素直さを持つ
転職に必要な力としてキャリアや経験と言われますが、特に30代で必要な力は素直さです。それは仕事を経験してきて人としても円熟した年代に入っていく30代が新しい環境に入るときに最も見られるところです。
仕事を与えられたときに今までの仕事のやり方でやってしまうのではなく、その企業の方針に従って一度は取り組んでみる。
上司や年下の先輩から言われたことに意見を言うのではなくいったんは聞き入れてみる。20代の転職と30代を過ぎてからの転職で最も違うといわれているのは、素直さがなくなるといわれます。
どの会社に入っても与えられたものに対して素直さをもって取り組む姿勢がある30代は転職できる人の特徴です。
3-4.経験の汎用性がある
転職でよく言われる経験ですが、転職して感じたことは仕事先が変わることでその経験が役に立たないこともたくさんあるということがわかりました。
それでも、これまで経験してきたことを応用して転職先の会社で力を発揮したり、時間がかかりそうな作業も早く終わらせたりすることができます。
そのための汎用性を磨いていることで凝り固まった仕事のやり方だけでなく新しい会社でも順応できる仕事脳を身につけている方は35歳からでも十分に転職することは可能です。
4.転職エージェントで希望条件を最大限に足す
これまで35歳から転職できる人についてお伝えしてきましたが、前述したとおり希望条件をなるべく減らさないで転職する方法の一つとして転職エージェントを使うことをオススメします。
私も自分の将来について考え家族とも転職への条件を明確にした後転職サイトで情報検索をしていましたが、希望条件をなるべく減らすことなく転職を実現していくために転職エージェントの力を借りました。
転職エージェントも今は激戦区で多くのエージェントがありますが、私が登録したエージェントで最も良かったのはDODA(デューダ)でした。
DODA(デューダ)のメリットは、業界最大級の求人数が特長といわれていますが、私が利用して良かったと思えたのは、地元の非公開求人を紹介いただけたことです。
大手転職エージェントも登録しましたが、正直どこも同じような企業が多かったのですが、DODA(デューダ) に関しては他転職エージェントでは見たことのない企業が多くしかも自分がこだわっていた地元が本社の企業や、地元での就業が可能という企業が多かったです。
地元で安定して働きたい方や中小企業でしっかりと腰を据えて働いていきたいという方にとっては非常にオススメできる転職エージェントです。
反対に、大手企業などを希望される方にとってはオススメではないかもしれません。
ネームバリューだけでなく35歳からでもじっくりと成長していけるような企業をお探しの方はぜひ登録してみるといいでしょう。
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5.さいごに
いかがでしたでしょうか。
35歳から転職ができる人の特徴は、
- 転職理由が明確
- 転職へのリスクを考え
- 素直さなど転職後のイメージをして働いている人
となります。
今回私の転職が良かったかといえば良かったとは個人的には思いますが、一つ後悔があるといえば転職前に会社に不満を告げてもよかったなと思いました。
もし考えて考えて考え抜いてそれでも辞めたいと思ったら、転職したいほど何が嫌なのかを整理してみることです。
たとえば人間関係であればどうせ辞めるのであれば上司や社長にすべて話したほうが良いですし、待遇面であれば自分は仕事のやりがいよりもお金なんです、と伝えることで雇用側に判断させればいいです。
どうせ辞める気持ちがあるのですから、そのあとの待遇が良かろうが悪かろうが関係なく、そこまで思ったことを言ったなら、いまの会社で解決してくれるのかもしれないです。
それなら続けていっても良いですし、ダメなら転職する選択をすれば良い。スッキリとした気持ちで次へ向かうにはケンカしろとは言いませんが、それくらいの気持ちで話をしたほうが、転職先での活躍ができるはずです。
35歳というとまだまだこれから頑張れる世代です。いまの環境に思い苦しんでいるのであれば転職できる人になって新しい道にチャレンジできる年なのでぜひ挑戦してみてください。
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