蓄えず時間を楽しむ人生か(アリ)
将来の蓄えのために時間を使う人生か(キリギリス)
あなたなら、どちらを選びますか?
アメリカで出版されてベストセラーになった、ビル・パーキンスという人が書いた『DIE WITH ZERO』のまえがきで、一躍話題となった『アリとキリギリス』の寓話。
本書も読んだし、『夢をかなえるゾウ4』でもアリとキリギリスの話は出てきたので、40代になったいまどう生きるが良いか考えてみました。
結論、アリ時々キリギリスが最適解かなと。
アリとキリギリスの話をおさらい
アリとキリギリスの寓話は、時間を楽しむことに使って将来に苦労するか、将来のために蓄え、将来に楽をできるのかという話。
時間をお金に置き換えれば、お金を使って人生を楽しむのがキリギリスで、倹約して貯蓄するのがアリです。
ちなみに、かつてホリプロで活動していたお笑いコンビ『アリtoキリギリス』は、2016年12月解散していました、知らんかった…。
アリキリといえばボキャブラリ世代ですよね、坂道コロコロとかX-GUNとか。
ちなみに私の好きなボキャブラは、「スポーツマンヒップにモッコリ」でした。
ま、どーでもいいですよね…ごめんなさい。
アリが正しいと教育されてきた世代
アリとキリギリスの寓話では、アリが正だと言われてきた世代です(おそらく大半はそうかもしれません)
しかし、『DIE WITH ZERO』のまえがきでスポットライトを浴びたのはキリギリスでした。
「この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。もっともな話だ。だが、ここで疑問は生じないだろうか? アリはいつ遊ぶことができるのだろう? それが、この本のテーマだ」
「私たちは、キリギリスの末路を知っている。そう、飢え死にだ。しかし、アリはどうなったのか? 短い人生を奴隷のように働いて過ごし、そのまま死んでいくのだろうか? いつ、楽しいときを過ごすのか?」
『DIE WITH ZERO』より
いくら金持ちでも、死後の世界にお金を持ってはいけないことを説いている『DIE WITH ZERO』は、人生を変える一冊になり学ぶ点も多かったです。
なら残さず全部使い切ったらいいのか?というとそうではない出来事に直面しました。
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ちょっと余るくらい残しておくことも必要
先月、私の祖母が他界しました。95歳の大往生でした。
最後は特別養護老人ホームで看取り介護となりましたが、亡くなる前に会いに行きありがとうを伝えられたので、寂しい気持ちはありましたが良かったなと思っています。
私の祖母は生前借家に住んでいて、老朽化に伴い処分することが決まっていました。
取り壊し費用はおばあちゃんが貯めていたようですが、それでは足りないかもしれない。
ということで、私の母や親族でどうしていくかお金のやり取りについて何度か話し合っていました。
こういったリアルに直面すると、お金を残しておく必要性を感じたんですよね。
祖母は「これくらいあれば」と思って金額も、物価上昇や資材高騰によって死後処分するべき時点での費用は上がったのかもしれません。
アリの生活はアリの生活で大事。
推しには惜しみなく使いたい
一方でこの3連休、我が家はapbankfes’23に行きました。
私も妻も対好きなミスターチルドレン桜井さんが出る野外フェスで、開催されたら絶対に行く!と決めてました。
今回のフェス旅行でかかった費用は10万円以上。
ほとんど妻がちょっと行っているパート代で工面してくれたのですが、これまで散財してきた私のせいで貯蓄が少ない我が家としては大金です。
行かなければ将来のために蓄えることができたお金。
でも、この日この場所で使わなければ見れない景色や会えない人がいるなら、使うと決めていたお金でした。
一緒に行った息子も音楽の素晴らしさを体感できたし、体力面や精神面の成長を感じることができた本当に貴重な3日間でした。
キリギリスのように、楽しむことだって大事。
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アリとキリギリスのバランスを決める
私は35歳まで、存分に散財しつくしてきました。
そのせいで貯金は0円、必死こいて6年で資産1,000万円まで貯めました。
ただ、時折「人生を楽しむのはいつなのか」と思い立ち止まったことがこの6年間で何度かありました。
結局、その思いを断ち切り全ては1,000万円という強い気持ちでストイックに積み上げて良かったとは思います、見える景色もちょっと変わってきたし。
もちろん生きるため、不足のないように蓄えることは必要です。
でも、僕は働くために生きているわけではない。
だから、普段はアリのようにコツコツと地道にお金を貯めることに費やし、時々キリギリスのように今を楽しむことに惜しみなくお金を使う。
実際推しにお金を使った旅行の次の日の私のお昼はコレ、JTの優待ラーメン0円です。
https://twitter.com/35_restart/status/1681151782364516352?s=20
どちらが正解ではなくどちらも正解で、年代によってアリ:キリギリスのバランスが変えられるのが最適解ではないか。
という結論に私の中で至りました。
40代いまの私だと、アリ:キリギリス=7:3といった具合でしょうか。
50代、60代、70代になるにつれてキリギリスの割合が増えていくイメージ。
(まぁ、そうなるように資産が増えないとアリ度は変わらずなので頑張らないといけませんが…)
リベ大カレーについて
ついでにトレンドなので、リベ大フェスのカレーについて所感を。
「それが推しなら食べたらいい」かな、と。
感覚的にはマルス王子と同じ意見です。
https://twitter.com/marth07pharma/status/1681275358098919428?t=hGBeiF2Tj2Ms-0wEZ6TPaQ&s=19
我が家はリベ大フェスでみなさんがマネリテを学んでいる同時刻、奇しくもカレースプーンを作っていました。
https://twitter.com/35_restart/status/1680075741969678336?s=20
3人分で4,500円!!!
高級スプーンに違いありません。
でも、あの時あの場所で作ったという思い出には変えられないかなという気持ちが私は強いかな。
apbankfesが好きで、何か家族の思い出になるものをと思って使ったお金は、きっと忘れないと思います。
リベ大フェスも学長を応援したい人にとっては、満足したイベントだったんじゃないかなと私は思います。
推しでなければイベントには行ってないでしょうし、たとえ行ったとしても高いと思ったら食べなければいい。
宣材写真との違いやまかないなど誤解を招くものは良くない。
しかし、人の推しにケチつけられたら、悲しいと私は思います。
ってか、個人的にはツイッターはapbankfesでいっぱいかと思いきや、リベ大フェスでTLが埋まっていたことに遺憾ですわw
小田和正さん、宮本浩次さん、backnumber、ミスターチルドレンが出てるフェスですよ?ほんとすごいんよ??(涙)
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さいごに
『夢をかなえるゾウ4』でガネーシャもこんなことを言っていたので、この言葉は本当に共感しかなかったです。
「自分の人生に後悔せえへんために大事なんは、アリとキリギリス、どっちかの生き方に囚われるんやのうて、自分が本当に望む生き方を選べるようになることなんやで」
『夢をかなえるゾウ4』より
この『夢をかなえるゾウ4』は余命宣告された主人公が終活するという物語。
ですが、今の楽しみと将来の蓄えについて実体験も含め深く考えさせられました。
『働くために生きるのではなく、生きるために働く』
これを人生のベースとして、将来を考えつつ今を存分に楽しんでいくのが、一番ですね。
では今日はこの辺で。
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