「資産形成はそのうち何とかなる」で本当に何とかなると思っているのですか？

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「そのうち何とかなる」で本当に何とかなると思っているのですか？

SBI証券の投資メディアが人気漫画「ブラックジャックによろしく」とコラボ。

新NISAについて、分かりやすく伝えてくれています。

内容は主人公の斉藤くんが、新NISAを活用した資産形成を実践するまでの過程が描かれています。

作品の中で、先生が斎藤くんに言ったセリフが刺さりました。

この漫画、資産形成を始める前の人みんな読んでほしい。

SBI証券投資情報メディア：新NISAによろしく ①資産形成編

Contents

そのうち何とかなると思っていた20代
何ともならないと気づいた35歳
何がいけなかったのか
このセリフを自分に置き換えてみよう

そのうち何とかなると思っていた20代

青学くらいに進学し
マスコミ入って
まぁまぁ高収入

もう本当に恥ずかしいかな、私の高校時代に思い描いていた未来図です。

結果、10校受けた受験で9校スベり、地元の大学に滑り込み。

就職氷河期にもかかわらず果敢にテレビ、広告代理店を受け撃沈。

なんとか地元のベンチャー出版社に拾ってもらうという社会人スタートでした。

でも、その出版社が良くも悪くもバブリーでした。

当時30代くらいの上司は年収1,000万円レベル。

現場の社員たちは10年我慢してその立場に行けば、同じくらいの収入になると言われていました。

ただ、超激務かつ特殊なジャンルの仕事だったので体力面・精神面でやられ、2年で辞めてしまいました。

もう一社出版社を経験した後、教育業に転職しました。

未経験の中途採用につき給料は安かったですが、必死に仕事に励み結婚して子供を育てることができるくらいの給料はもらえていました。

何ともならないと気づいた35歳

ただ、お金は貯まっていきませんでした。

それでも出世すれば昇給しお金を貯められると信じ、本業をガチりました。

出世し管理職になったのは35歳。

給料もアップし「よし！これからお金貯めていけるぞ」と私も家族も一安心でしたが、その夢はたった1年で終わりました。

管理職のプレッシャーに負け、たった1年でうつ病になってしまったのです。

逃げるように仕事を辞めた結果、資産形成もしていなかった我が家の資産は0円、妻には頭があがりませんでした。

当時は会社のために自分の人生を捧げていたので、お金はおろか外部との関わりも拒否していました。

だから、お金も人脈（友人関係や仕事での横のつながり）も全くなく、すべてを失ったなという喪失感でいっぱいでした。

このとき、私は本気で気づきました、「そのうち何とかなるってことは、ないんだ」と。

何がいけなかったのか

ライフイベントも何とかなるでしょう
40代以降は給料あがるでしょう
物価なんて変わらないでしょう

20代から30代までを振り返って、何がいけなかったのか考えました。

とどのつまり自分は楽観視しすぎていました。

結婚、出産、教育、老後というライフイベントに必要なお金は、収入以外にも親の援助や相続でいけるんじゃないか。

40代以降になれば、年功序列でそれなりに昇給しお金にも余裕ができるだろう。

今以上にモノが安くなることはないけど、苦しいなと感じるほど物価は上がらないだろう。

どこか他人事、誰かがなんとかしてくれるという目論見が、年功序列がなくなり援助も期待できないタブルパンチに加え、物価高という現実を知ったとき…。

まじで資産形成の大切さを痛感しました。

「そのうち何とかなる」というのは幻だと気づき、私は資産形成のためにインデックス投資と高配当株投資をはじめました。

このセリフを自分に置き換えてみよう

話を戻します。

この漫画の途中、先生の言葉にハッとしました。

「自分の将来のことも考えられない人に、患者さんは命を預けたいと思うでしょうか？」

SBI証券投資情報メディア：新NISAによろしく ①資産形成編より

まだ資産形成を始めていない人は、ぜひこの言葉を自分に置き換えて考えてみてください。

将来のことも考えられない人に、家族はついてきてくれません。

将来のことも考えられない先輩に、部下はついてきてくれません。

今あるお金の中からでも、将来に向けた資産形成をはじめることはできるはずです。

私は35歳、人生絶望の中で老後不安を補うために投資という資産形成をはじめ、6年で1,000万円まで増やせました。

20代なんて余裕、30代も大丈夫、40代だってまだ間に合います。

その理由は、2024年からは新NISA制度。

以前のNISA制度と比較しても制度が拡充され、非課税制度についても恒久化されることが決まり、効率的に資産を形成できるようになります。

「そのうち何とかなる」という幻から覚めるため、①ライフイベント②お金が増えない③インフレという、3つの視点から資産形成を考えてみましょう。