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管理職といえば、給料が上がるぞ！という期待です。
もちろんお金が増えなければ私もなっていませんでした。
それほど時間もとられるし、メンタルも削られる『嫌な仕事』
会社の規定では、管理職になってもそんなにお金という報酬は得られないから、管理職にはなりたくない！という人も多いと思います。
でも、お金以外に管理職になって得られるものって実はあったんですよね。
それに私は最近まで気づいていなかった。
というのも、犬飼ターボさんの『仕事は輝く』
という成功小説の一節に書いてあった、信頼と権限も仕事の報酬という言葉を目にした時、なるほどなと。
お金だけではない、管理職に与えられる報酬なんだと気づきました。
信頼と権限も仕事の報酬
前回、管理職に挑戦した時と、今回の管理職になっているときの違いについて考えてみました。
前回の時は、管理職という名のプレイングマネージャーだったのかな。
しかもほぼプレイング寄り。
そこに誰もいないから充てられたような感じ。
なので、何か決める権限もなければ、自分で動かせると実感できたものはほとんどありませんでした。
収入は確かに上がりましたが、じゃあ部下たちを連れてお酒をごちそうできるほどかと言われればそんなこともなかった。
全てにおいて中途半端な状態だったのに、現場からは責任者と言われ続け、上から操られたマネジメントを強いられた結果…
私はつぶれました。
つまり、権限（裁量権）なんて全くなかったんですよね。
信頼あってこそ裁量権が付与される
今の仕事で感じたことは、ある程度は自分の裁量で物事を進めることができる状態にあるということです。
予算に関しても大きく拒否されることはないし、進めたい方向も理解してくれる。
前の失敗を糧に自分なりに下交渉しておいたり、自分なりの正義をぶつけなくなったというのも大きいのかもしれません。
もしかしたら、前職では若かったし焦って上からの信頼がまだなかったのかもしれません。
信頼があればその部署を任しても良いという裁量の幅が増えることも、今の仕事をやっていくと分かりました。
仕事の内容はくだらないことも多いし嫌なこともありますが、裁量権を持たせてくれるため大きなストレスがないことに気づきました。
これって、あの時読んだ『信頼と権限も仕事の報酬』ってことなのかな、と気づいだんですよね。
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さいごに
いま管理職になりたがらない人、本当に多いと思います。
私もなりたくなかったですし、今でも100％やりたいポジションではない。
その気持ちで給料もさほど変わらなければ、やる意味なんてあるのか？
と思う気持ちも分かります。
でも『信頼と権限という報酬』が与えられるのであれば、悪くはないかもしれません。
私がそうでしたから。
管理職から逃げていて、そのうち能力も実力も経験もない若い者が立候補して、会社から信頼と権限を与えられてしまった方がよっぽど怖いと思っちゃいました。
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