自動車を所有しているなら必ず更新しなくてはいけない自動車保険選びについて。
当記事では30代の視点でまとめた記事となります。
毎年の自動車保険の更新について「金額を安くする方法」や「どの会社がおすすめなのか」困って当記事にたどり着かれているはずです。
自動車保険料は契約する方の車種やライフスタイル、補償内容がそれぞれ違い「安ければいくらでもOK」とは一概には言えません。
特に結婚や子育てなど家庭を持つ30代にとって、限られたお金の中でどこかしら支出のバランスを考えないといけません。
その1つでもある「保険」カテゴリーの中の自動車保険。
自動車保険は安ければいいの?補償内容ってこれでいいの?
家族ができ守るものが増えたとき、本当にこの保険内容が正しいのかわからなくなってきてしまった。
そんな30代にとって自動車保険料の安さはもちろん、補償内容についても確認し納得いく保険選びに役立つ記事となります。
自動車保険を安くするにはダイレクト型
結論からいえば、30代のあなたが自動車保険を安くするには見積もりを比較して最も安くて手堅い補償がもらえる会社へ加入する事が必要です。
なぜ見積もりを比較しなくてはいけないかというと…
あなたのライフスタイルに応じて付けるオプションが各社で微妙に違いがあり、そのオプション如何によっては金額に変動が生まれてしまうからです。
ただ、見積もり比較をする前に必ず選択するべきことがあります。
それは、代理店型保険からダイレクト型保険に変えることです。
代理店型自動車保険のメリットは自分で保険内容を決定しなくてはいけないダイレクト型とは違い代理店の専門員が加入者に寄り添ったプランを選定してくれることです。
また代理店型自動車保険は事故を起こしたときの対応の速さや正確さを調査する組織数に違いがあります。
一方ダイレクト型自動車保険は代理店型の人件費を外部委託することで保険料がディスカウントされます。
我が家は去年代理店型自動車保険からダイレクト型自動車保険に乗り換え、3万円以上保険料が安くなりました。
「代理店型自動車保険のメリットを踏まえダイレクト型自動車保険に加入するべき」でも書きましたが代理店型の自動車保険のメリットも考えました、
しかし20代とは違い運転の経験も増えた30代にとってメリットを考え、我が家はダイレクト型自動車保険に移行しました。
自動車保険の見積もり比較で最適な会社を見つける
ダイレクト型自動車保険にするだけでも金額は安くなりますがどの保険会社にするのかは比較をして決めるべきです。
その際には必ず無料一括見積もり依頼サービスは必ず利用するべきです。
私は利用者数310万人を超える無料一括見積もり依頼サービスト「自動車保険一括見積もり「保険スクエアbang!」を利用しました。
このサイトは以下の情報を入力するだけで複数の保険会社に無料でまとめて見積依頼ができるのが魅力的なサービスです。
- 契約者
- 車両
- 補償内容
サイトにアクセスする前に車の走行距離を写メしておくことと、車検証、以前の保険内容がわかる書類を用意しておきましょう。
この情報を一度だけ入力すれば数日の間に見積りの書かれたハガキが届きます。
しかもしつこい勧誘や電話も一切なくメールやハガキの連絡しか来ないのが便利なサービスです。
サラリーマンの私でも楽に金額が調べられるサービスでオススメです。
代理店型からダイレクト型自動車保険に移行すれば金額はほぼ100%安くなるはずですが、さらにダイレクト型自動車保険の中でも比較しましょう!
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見積もり比較で安いだけではなく手堅い補償を選択する
30代になれば自動車保険を使う頻度は少なくなってくるはずですが、本当に安ければいいのかと疑問に思うようになりました。
結婚し子供が産まれ乗せることが増えれば自分だけではなく家族に万が一のことがあったら…と思うようにもなりました。
また結婚や出産で私だけでなくこれまで頻度が少なかった嫁さんも車を利用するようになりました。
家族の利用時にもしものことがあった時の充実した保険内容になっていないといけないのではと思います。
でも…何の保険内容を充実させたらいいかわからなくないですか?
ここからは特に金額にこだわらず「家族の安心を第一に考えた」手堅い補償内容について考えます。
人身傷害は最低5000万円以上~
ダイレクト型自動車保険の場合、人身傷害設定はデフォルトで3000万円で設定されていることが多いので、1億円〜無制限で設定しましょう。
人身傷害補償保険は、事故の過失割合に関わらず実損害額に応じた保険金を受け取ることができます。
事故での入院や通院、後遺障害や死亡の補償が限度額に応じて受けられるため、家族の安心を得るためにはあげておく必要があります。
もし人身傷害設定を1億円〜無制限に補償金額を変更しても年間保険料にはプラス1000円程度なので必要な経費としてかけるべき保険です。
搭乗者保険をかけるよりも人身傷害を手厚く
搭乗者傷害保険とは・・・
ご契約の車に搭乗中の全員を対象に、自動車事故で受傷した部位や内容に応じて、あらかじめ決められた金額が支払われる保険です。
過失割合の影響で支払われる保険金額が変動することはありません。
人身傷害保険と同様、被保険者の重大な過失・酒気帯び運転・自然災害などにおける自動車事故は補償対象外となるケースがあります。人身傷害保険と搭乗者傷害保険のいずれも、交通事故によってお客様や同乗者が死傷をした場合に補償する保険です。両方付帯していれば、万が一の際には、片方だけの補償ではなく双方から保険金が支払われます。引用:チューリッヒHPより
人身傷害保険と搭乗者傷害保険は非常に似ています。
契約内容に入れるか迷う項目の一つですが、2つの違いのひとつとして支払われる金額があります。
例えば人身傷害保険では保険金額は3,000万円~無制限で契約が可能で、約款に定める損害額算定基準に従い総損害額が支払われます。
一方、搭乗者傷害保険では部位や症状に応じ定額の金額が支払われる「医療保険に近い」保険となります。
人身傷害保険の補償対象となる通院費や休業損害、葬祭費用などに関しては搭乗者保険では加味されないという違いがあります。
よって、人身傷害保険と内容が重複するので自分や家族に生命保険などをかけていなければ搭乗者保険も検討するべきです。
が、生命保険にも加入している状況であれば搭乗者傷害保険で補償を上乗せするより生命保険や死亡保障保険を手厚くするべきです。
ちなみに生命保険に加入している我が家としては搭乗者保険については見合わせることにしました。
車両保険は10万円-10万円
車両保険の金額設定次第では金額が非常に左右される項目の一つですが、車両保険を設定した場合には免責の設定が必要になります。
免責とは事故した際車両を直すときに保険金を受け取る場合に自己負担する設定金額のことをいいます。
例えば免責1回目5万円、2回目10万円の場合だと、1回目の負担額が5万円、2回目以降の負担額が10万円と判断することができます。
この免責の金額設定はほとんどの保険会社のデフォルトは5万円-10万円です。
車を直すリスクを考えると悩むところですが新車ではない場合、車の価値は下がっていきます。
さらに30代くらいになれば無茶な事故や擦ったりなどの損害も20代と比較し、リスクが少なくなると考え10万円-10万円の設定でいきましょう!
弁護士特約は必ずつける
ほとんどのダイレクト型保険の見積りにはオプションで弁護士特約をつけるか否か選択できますが、この弁護士特約はつけるべきです。
事故はいつどんなときに起こるかわかりませんので複雑な対応や一歩間違えただけで自らの過失割合が増えることも想定されます。
そんなものに自分の時間を取られてしまっては意味がありませんし、そういったものこそ惜しみ無くお金をかけるべきです。
同条件で見積もり比較して分かった自動車保険ランキング
今回見積もり一括サイト「自動車保険一括見積もり「保険スクエアbang!」で自動車保険見積もりを取寄せました。
自動車保険見積もりをもらったのは、イーデザイン損保、おとなの自動車保険、SBI損保、ソニー損保、アクサダイレクト、三井ダイレクト損保の6社。
その中で金額が安かった自動車保険ランキングは次の通りとなりました。
- ソニー損保
- おとなの自動車保険
- イーデザイン損保
イーデザイン損保 | おとなの自動車保険 | ソニー損保 | |
対人賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
人身傷害 | 5000万円 | 5000万円 | 5000万円 |
搭乗者傷害 | 0円 | 0円 | 0円 |
無保険者傷害 | 2億円 | 無制限 | 無制限 |
車両保険 | 65万円 | 65万円 | 65万円 |
10万円-10万円 | 10万円-10万円 | 10万円-10万円 | |
代車 | なし | なし | なし |
特約 | セコム | ALSOK | セコム |
他車運転特約 | 他車運転特約 | 他車運転特約 | |
24時間体制 | 特になし | 特になし | |
専任担当者 | 専任担当者 | 専任担当者 | |
ロードサービス | なし | ロードサービス | |
メディカルコール | 特になし | 特になし | |
提携修理工場 | 特になし | 特になし | |
弁護士費用 | 弁護士費用 | 弁護士費用 | |
他車運転危険補償 | あり | あり | |
金額 | 36,890円 | 33,630円 | 30,340 円 |
金額ランキングだけで加入するのではなく、内容もしっかり見たいということでイーデザイン損保(現状入っている保険)、おとなの自動車保険、ソニー損保に絞り再検索しました。
見積もり比較サイトから送られてきたハガキには保険内容を見てみると対人賠償など基本的な条件は同じです。
しかし特約は全くついていない見積もりが多いので見た目だけで判断するのは注意が必要です。
実際にイーデザイン損保ではつけていた特約を別の保険見積もり修正したところ最終的な金額は下記通りとなりました。
ほぼ同条件でしたが、おとなの自動車保険についてはロードサービスが自動でついてきません。
金額比較がしやすいようにロードサービスを取った状態での金額になっています。
また車両保険の金額も40万円まで下げることによって金額はさらに下げることもできるのがおとなの自動車保険の見積もりを何度か精査したときに感じた魅力でした。
しかし同条件にしたときに金額としてソニー損保が一歩リードしていましたので、この結果をもとに家族で話し合うことになりました。
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事故への対応力と金額を見積もりから比較しソニー損保へ
家族で話し合った内容としては、お金の安さより万が一の事故時に対応が良いところを選びたいということになり、ソニー損保の事故対応力を信じて決断しました。
顧客満足度に関する調査で株式会社J.D. パワーアジア・パシフィック調べによると、ソニー損保が日本自動車保険事故対応満足度調査で2年連続で損害保険業界1位という実績を持っています。
実際にこれまで大きな事故をしてきていないので、事故対応満足度など気にしたこともありませんでした。
しかし家族を守る身、子供を守っていく存在として事故への対応という部分ではお金に変えることのできない保険だと感じました。
イーデザイン損保も東京海上日動グループで事故対応への力が強いと聞いていましたが、今回はソニー損保にお世話になることになりました。
まとめ:安ければOKではなく30代は自動車保険内容も確認
30代になれば収入だけでなく支出についても悩んだり考えたりするようになり、日々の出費について「どこか削れるのではないか」と目を光らせてしまいます。
保険も支出ひとつで、「保険は必要ない」「保険よりも投資を」という考えも悪くはありません。
しかし、万が一のことを考えたときに助けてくれるのも保険で、特に自動車保険についてはぶつけることもあればぶつけられることもあります。
自分だけが気をつけていれば大丈夫なものとは違い不慮の事故で思わぬ事態を招くことさえあります。
そんなとき、たった1,000円の違いで補償ができないとなったら納得できるでしょうか。
かといって不必要な10,000円を払う必要があるでしょうか。
今回の記事で私と同じ同世代の方にとって金額としても補償内容としても充実できている自動車保険選びをしてもらいたいです。
安かろう悪かろうではく、無駄なものから必要なものへかけていくことが30代の保険選びです。
この記事が多くの30代の自動車保有者の方に届きますように。
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