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退職金がない会社はやばい?新NISAやiDeCoで老後対策しておいて良かった

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退職金制度を設けている会社は多いとは思いますが、年々減ってきているため自分たちが退職する際はいくらもらえるのかな?

と期待と不安を感じる人は少なくないのではないでしょうか。

中小企業×超ワンマンオーナー企業の弊社。

10年間働いたスタッフが今月に退職する、退職金は30万円でした…。

まぁそんな会社だとは思っていましたが、実際目にするとドン引きです。

でも、そんなことを見越して新NISAやiDeCoで老後資金対策をしてきた自分はこんな感じ。

豊川悦司さん出演のキントーンのCMばりに安どの表情を浮かべております。

退職金がさじ加減で減らされた

先日上層部に呼び出されて、話題は自己都合で辞めるスタッフの退職金の話でした。

就業規則では3年以上経過したものに与え既定の額を乗じた額と書いてありますが、「理事長の権限で加減があり」と記載がありました。

上層部から「このくらいでいいだろう」と出された金額は30万円。

10年勤務、決していいスタッフではなく周りと衝突していい印象をもたれていた社員ではありましたが、仕事としてはそれなりにしてくれたスタッフ。

なにより医療、介護の職場で10年続けるというのは業界で働く人からしたらかなり長く働き組織の一員として活躍したのだというのが想像づくと思います。

それがたったの30万円という退職金。

しかも、今月出るボーナスも出さないつもりでした。

さすがにそれは…

と食らいついて半分くらいだしてもらいましたが、ワンマンの中小企業ってほんと恐ろしいなって思いましたね。

退職金なしではやばい

そもそも老後のお金については、2000万円問題が大きな話題となりました。

年金頼みだけでは老後は乗り越えられない。

このことは、ぼんやりとでもイメージされている方も多いはずです。

総務省は、夫が65歳以上、妻が60歳以上の無職世帯の平均的な実収入(月21万円)に対し、消費支出(月26万円)の方が多いという調査結果を出しています。

ここから30年間生きるとしたら…5万円×12ヶ月×30年=1,800万円

そこで、2000万円が必要と問題になりました。

この大きなお金を一発解消できるのが、定年まで働きもらえる退職金です。

 

その退職金がない。

 

となってしまえば老後の生活は一気に不安になりますよね。

「退職金ない会社はやばい!」という気持ちになってしまうのも当たり前です。

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正社員でも退職金なしは違法ではない

イマドキそんな会社あるのかと思いますが、退職金のないやばい会社は結構あります。

東京都労働産業局によるアンケート(従業員10~299人企業を対象)では、退職金制度がない企業が24.2%。

大企業や公務員がもらえても、中小企業は正社員でも退職金がもらえない会社は違法ではなく、どこにでも結構あります。

また、退職金の相場を教えてくれない企業もあります。

通常、勤務先の会社の就業規則や賃金規則で退職金規定があります。

規定の中には、支払い金額や支払い日など、決まりが記載されています。

しかし、会社は定款を変更することが意外と簡単。

そのため、経営の状況や社会の情勢で内容が変更されることもあります。

弊社はまさにこれで、勤続3年以上の正社員が退職する際にベース金額×勤続年数で支給とは書いてありますが、但書きには「理事長の加減による」という怖い文字が…。

結局ルールなんてあっても、中小企業なんてこんなもんなのでしょう。

中小企業の退職金は少ない

定年でもらえる退職金の平均についても調べました。

厚生労働省の『平成30年就労条件総合調査』調べでは、退職金の平均額は次のような金額となっています(管理・事務・技術職が定年退職の場合)

退職金の平均額
  1. 大卒…1983万円
  2. 高卒…1618万円

一方、東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職者事情(平成30年度版)」調べでは、中小企業の退職金平均は次のような金額となっています。

中小企業の退職金
  1. 大卒…1203.4万円
  2. 高専・短大卒…1106.6万円
  3. 高卒…1126.8万円

中小企業の弊社ではこれくらいの退職金は準備されているかと思いきや、全くそんな感じではなさそうです。

私は40代でこの会社に転職しました。

頑張っても20数年、それで得る退職金なんてほんのわずかなのでしょう。

しかも嫌われていたらさらに減らされるに違いない。

退職金なんて充てにしていたら人生終わっていたかもしれません。

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退職金がない会社なら今すぐ対策

私が退職金代わりに積立て投資を実行した経験談をお伝えします。

そもそも私が老後資金を貯め始めたのは2018年ごろからです。

家族と話し合う

真っ先に行うことは、家族との話し合い。

パートナーが退職金のことを当てにしていないのであれば話し合う必要はありませんが、我が家の場合妻は老後の不安を一掃できる退職金は結構もらえると思っていました。

このまま、家族と話し合わず、いざ定年を迎えた時に金額差がひどいと大きな問題になります。

そうならない為にも一刻もはやく家族と話し合いましたね。

私の場合、年収ダウンの転職年収ダウンの転職をする時に家族とお金の話をしました。

iDeCoをはじめる

家族と話し合ったら老後資金として必要なお金を意識して貯めることが重要です。

私の場合2000万円を意識し、老後資金を貯めるためにiDeCo(イデコ)をはじめました。

イデコは65歳まで積み立て投資ができ、節税しながら非課税で受け取ることができる制度です。

楽天証券のシミュレーションで、月23,000円を25年間年利7%で運用できれば1800万円と2000万円に近い数字にもっていくことができました。

最初は月10,000円くらいの積立しかできませんでしたが、現在は毎月23,000円満額の投資継続を実施。

資産は300万円を超え、運用利回りは20%を超えています。

新NISAで老後資金を補填

2024年からは新NISAがスタートしました。

新NISAでは1200万円の成長投資枠と600万円のつみたて投資枠があります。

私は現在は月5万円をS&P500へ積立投資しています。

こちらは10年でつみたて投資枠の上限に行くのですが、10年間の7%利回りで運用した場合、資産は865万円になります。

iDeCo+新NISAの積立枠で3000万円近い資産が達成できれば老後資金は安定かな。

資金作り

資金作りへの道
  1. 月1回の飲み会代
  2. 1日1本のコーヒー代
  3. 間食のお菓子
  4. 不用品販売
  5. 配当株投資

生活費もかかりますし、インフレして生活が苦しいのは分かります。

でも、先延ばしにして60代になってお金が全然ないという状況の方がよっぽどしんどいと思い、私は飲み会や好きな飲料など日々出ていくお金についての節約を一旦辞めました。

また自分の身の回りでお金になりそうなものは全て替えました。

そのお金を使って積立投資してそれでもお金が貯まっていた時に配当株に手を出しました。

今では年間30万円近い配当金を手にするようになり、iDeCoの拠出マシーンが完成しました。

私が働かなくても配当だけでiDeCoの拠出ができるようになり、iDeCoが育ってくれれば60代には大きな資金になる。

そのような状態になるまで7年ばかりかかりましたが、今では老後資金に対しては安心できるようになり、我慢していた飲み会や日々使うお金も解禁しています。

さいごに

退職金は可視化されていれば良いですが、そうでない場合もあります。

退職金があっても、なくても、少なくても、夢を見ず現実を知ることです。

そして、現実を見て何ができるか早期に考え、実行することが大切です。

正直、退職金の金額を知りながら、その現実に蓋をして定年を迎えたら、大変な状況だったでしょう。

iDeCo現在ではiDeCoと新NISAでつみたてを始めて老後資金への不安はかなり少なくなりました。

もし、同じように退職金に不安を抱えている同年代がいたら、ぜひ現実から目をそらさず向き合ってほしいです。



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