36歳の春。本日、子供が無事に幼稚園に入園しました。
その一方で、子供の父親としての自信を見失いないそうになりました。
まずはここまで一人の子供を持つ親として育ってくれたことに安心し、子供への愛とここまで育ててくれた嫁さんに感謝しています。
そんな気持ちの中、晴れて子供の入園式に参加しました。
これからはじまる園での生活は楽しいこと、辛いこと、たくさんあるはずで父親としても子供の成長をサポートしていかなくてはいけません。
入園式に参加する家族や父親を見て、周りの家族や父親の立派な姿に圧倒され、いまの自分に自信を見失いそうになりました。
そして「子供にとって父親とは」ということを改めて考えさせられました。
目次
父親とは家計を支える大黒柱
父親の一番の役割は経済的な柱です。
現在では昔とは考えられないほど多岐にわたる「働き方」がありますが、父親が家計を支える割合はまだ多い時代で嫁さんが働いていない我が家でも私が家計を支えています。
共働き家庭では保育園への入園が多く我が家のようなワンパワーの家庭は幼稚園の入園が多く、今日の入園式でもたくさんのパパが参加していました。
私の子供の園では8割ほど入園式に父親が参加しており数年前であれば考えられないほどの参加率ではないでしょうか。
それだけ家庭の時間を大切にする家庭が増えてきたのだということも実感しました。
AIU保険の調査によれば、子供が産まれ社会人になるまでの22年間における養育費は約1,640万円と試算されています。
この入園式に参加されているほとんどの父親はその養育費に加え住宅ローンや車、将来にかかるお金をワンパワーで稼いでいかなくてはいけません。
もちろん、私もです。
迫りくる経済的な問題に私の今の収入でこの先やっていけるのかを考え不安になりそうになりながら、隣や周りの父親はそんなことを感じさせない雰囲気があり自信がなくなっていきそうな気持になりました。
父親とは良き理解者
毎日子供と格闘している母親以上に父親は子供の良き理解者でなくてはいけません。
母親と比べ仕事やプライベートで子供との時間が少ない父親なのに、ちょっとした子供のワガママやかんしゃくなどに我慢できず怒ってしまいます。
母親の方が毎日のように子供のワガママと対峙しているのに、たった休みの数時間で子供のワガママにイラッとするわけにはいけません。
母親が厳しく子供と接してくれているほど、父親は同じく厳しく接するのではなく良き理解者でいること。
それが重要だと感じています。
父親とは良き指導者
父親は子供にとって良き理解者である一方、良き指導者でなくてはいけません。
我が家では3歳になり自分の意思がはっきりしてきた分、自分の意見が通らないとひどくかんしゃくをするようになりました。
母親は毎日のようにかんしゃくを起こす子供に耐え兼ね、ストレスも相当なものだと感じています。
それでも子供は容赦ありません。
あれしろ、
これしろ、
あれがイヤだ、
これ持ってくだ、
ダメだということをわざとしているのかなと思えるくらいガンガン攻めてきます。
母親が何度いっても言うことを聞かないとき、厳しく指導する立場が父親の役目だと、私は思っています。
本当にこれはダメなんだ、
これは絶対にしてはいけないんだ、
そんなことを毎日言っている母親に対して最後の砦として父親の存在は大きいのではないでしょうか。
父親とは強い存在でないといけない…けど自信がない
子供にとって父親とは、良く理解してくれ、正しく指導してくれ、そしてなるべく不自由なく生活させてくれる存在。
でも…
今の私はすべてに応えてあげられているかというと、子供に対しての自信がないです。
入園式に参加し、より子供に対しての自信のなさを感じてしまいました。
なぜそこまで自信がないのかというと私が死にたくなるほど仕事が嫌になり転職後にブログをはじめた理由でも書いた通り私は1年前、私は管理職の仕事から逃げました。
当時を振り替えると、激務、大きな責任、人間不信、家庭の問題、すべてに行き詰まったのです。
逃げるようにして転職した先ではもちろん平社員。
決して転職先が嫌なわけではないのですが、あのときこうしていたら…
と転職してから仕事との向き合う方法が浮かび、もっと早く取り組んでいたらと思うこともあります。
周りの父親は立派な服を着て家庭を支えているのかなとか、
いい年齢で仕事も充実しているに違いないとか、
嫁さんや子供の支えになっているのだなとか、
何も知らないのに勝手に比較してしまって、さらに自分が仕事から逃げてしまったことへのうしろめたさで、一人で辛い気持ちになってしまいました。
でも、そんなことで逃げてばかりいられない。
子供に対して自信を持てる父親になるために。
子供にとって父親の存在を作るために自分自身冷静になって考えました。
「自信がない」を脱するにはやっぱりお金
一家の家計を支える自信をつけるためにはつべこべ言わずお金を増やすしかありません。
嘆いてもお金は増えませんから。
お金だけを考えたらインセンティブのある営業職という選択もありました。
しかし、当時のメンタルの中で営業職の選択は難しく事務職への転職で年収もかなり下がりました。
その中で家計をやりくりしてくれている嫁さんには本当に感謝しつつ、私は将来のお金作りの1つとしてブログをはじめました。
そしてブログで得た収益や日々の生活の中で節約できたものを将来のために貯えていく。
NISAやidecoはそのためには必須であり遅かったのですが口座も開設し少額ですが今できる最大の範囲で未来のお金を増やしはじめました。
本業で稼ぐお金が少なくても、出費を抑えれば稼ぎが多い人と同様にお金は貯めることができるはず。
本業での昇給が少なくても、ブログやアフィリエイト、ポイントサイトで自分の力で昇給していく。
昔と違い働き方、お金の稼ぎ方は1つではやいので、凹んでいる間にもできることはたくさんあることを感じました。
【一年後の追記】
私がこの1年間①ブログという新しい収入源をつくり②支出を見直し節約に励み③収入と節約分を資産運用することを意識しました。
その結果、今日までに貯まったお金は659,000円でした。
お金に対する自信すべてが持てるようになったわけではないですが、去年よりお金を作る仕組みを作れるようになったのは気持ち的に大きいです。
私が実践した新しい収入源、節約、資産運用による投資についてはそれぞれ別記事にて紹介しています。
なんの取り柄もない私でもできました、ぜひ参考にしてみてください。
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子供への自信を持つために仕事に励む
仕事を辞めて転職する前、次の仕事では役職や責任なんてどうでもいいやと思っていました。
でも、父親として目指せる役職があるのであれば目指したいという気持ちになりました。
前の仕事であれば子供から「とーちゃんはどんなお仕事しているの?」と聞かれたら自信を持って答えられたかもしれません。
一兵卒のいま、子供からの同様の質問に自信を持って答えられるかというと…できないのです。
転職して1年が経ちますがそれまではまったく興味のなかった出世に対して欲がでるようになりました。
そもそも仕事に対してはこの1年間は距離を置いていたこともあるので、少しずつ仕事に対してのモチベーションも上げていきたいと思っています。
ただし、心が壊れるまで、身を粉にしてまで働く気は毛頭ありません。
父親として自信が持てるようになるまでは仕事にも向き合いたいと思っています。
【1年後の追記】
個人的には転職した会社で今度昇進があるかもしれません。
仕事での一定の評価をされることは悪いことではありません。
しかし、昇進していくことよりも、子供に胸を張って仕事を楽しめているかのほうが大切なのではないかと感じています。
その点では、今の仕事に楽しさを見い出せていない自分がいます。
仕事への価値観は人それぞれありますが、私はお金や役職よりも『やりたい仕事』というほうが優先順位が高かったようです。
その価値観を改めて知ることができたことは収穫だとポジティブに考え、今後もDODAエージェントサービスでいいご縁があれば転職も視野にいれていきます。
仕事に自信をつけるためにおすすめの腕時計を紹介>>
自信を持つために時間をつくる
時間こそ大切なものだということが、この一年で得られたものではないでしょうか。
時間があればお金を作ることはできます。
時間があれば子供との時間をつくることができます。
でも時間がないと気持ちが疲弊してしまい、正しい選択ができなくなったり気持ちが悪い方向へ向かってしまいます。
私がこうして自分と向き合うことができているのも時間があるからこそで、いかに時間を作るかということが大切かと言うことを学びました。
ブログのテーマとしても時間についてはもっと取り上げていきたいとここ数ヵ月考えるようになりました。
どこかでそのことについてもお話したいと考えています。
さいごに
当記事では【子供にとって父親とは】について30代で真剣に向き合って取り上げました。
入園式が終わり夕飯はお祝いも兼ねて焼き肉に行きました。
せめていまの自分にできる「父親にできること」がないか考えた結果、家族でゆっくりと外食をすることだと思い自分から嫁さんに提案して連れていきました。
ものすごい贅沢はできませんでしたが、子供ができてずっと外食はお酒を飲めなかった嫁さんがニコニコ笑っておいしいと食べてくれました。
子供はちっちゃなジュースをちびちび飲んで美味しそうにお肉を食べたり、手伝う!といってお肉を焼く手伝いをしてくれました。
本当は、子供が大興奮しそうな豪華なお子さまランチを食べさせてあげたかったし、嫁さんが心休まるような旅行をプレゼントしたかったのですが、いまの自分にはできませんでした。
それでも帰り道。
「とーちゃん、ありがとう」
そう子供が私に満面の笑みを込めて言ってくれたその一言が胸に響きました。
これからはじまる学校生活は仮に大学まで行けば20年。
そんな期間良いこともイヤなこともたくさんある小さな社会へと進んでいく子供が、キラキラと目を輝かせて未来を見つめている姿を見て、反対に私が頑張らなくてはという気持ちになりました。
私と同じように転職後になかなか自信を持つことができない方も、子供がいて父親としての役目について悩む方も、どうか自信をなくさないでください。
こんな私だって一人の親として、夫として、転職したり体を休めたりしながらも少しずつでも父親としてできているのですから安心してください。
それでも自信がない、悩んでしまうという時があったらまたここに来てください。
私と一緒に父親として成長していきましょう。